川村記念美術館の存続へ署名 移転検討受け、千葉・佐倉
千葉県佐倉市などは6日までに、化学メーカーDICが所有運営し、移転を軸に検討されることとなったDIC川村記念美術館を巡り、現地での存続を求めて署名活動を始めた。同社は来年1月下旬からの休館を発表しており、運営中止の可能性も排除しないとしている。市などは「わが国の文化芸術の普及発展にとって大きな損失」と訴えている。 市文化課によると、市長や地元財界代表、同市にある国立歴史民俗博物館の館長らでつくる「DIC川村記念美術館の佐倉市での存続を求める会」として、5日から署名を募集。事務局を務める市のホームページを通じたオンライン方式などで30日まで受け付ける。