【モントレー・カーウィーク】 幻のホンダ車も登場! ウェッジシェイプカーがペブルビーチに集結
幻の1984年ホンダHR-Xも登場
後半のカテゴリーでは1979年アストンマーティン・ブルドック、1988年チゼータV16T、1993年ベクターW8に加えて、日本からの出展となる、ケン・オクヤマ・カーズの2017年コード0が選考されている。 このモデルは未だカタログに載っているいわば現行車種であり、ペブルビーチにおける審査対象モデルとして最も新しい1台だ。 ちなみに審査対象モデルとしてペブルビーチに日本車として出展するのは、1968年トヨタ2000GTに継いで2台目になるという。 このモデルは奥山氏自身がストラトスHFゼロへのオマージュとして製作したものであるから、今回のペブルビーチにそのストラトスHFゼロと並んで展示されたことは、コード0にとって最高のシチュエーションと言えよう。 そしてもう1台、日本からのコンセプトカーが登場した。1984年ホンダHP-Xである。 当時、ホンダがピニンファリーナとデザインコンサルティング契約を結んでおり、市販車にそのアイデアが活かされることはなかったが、未来のNSXに向けての提案であったとされている。 モーターショーの展示以来、ずっと倉庫に眠っていた個体を今回の展示のためにピニンファリーナのワークショップにて徹底的にレストレーションが行われたという。現車もたいへん美しい仕上がりであった。 筆者とすれば、やはりジウジアーロのマセラティ・ブーメランも一緒に並んで欲しかったところだが、これだけのモデルを集結させたペブルビーチのコミッティには大きな拍手を送りたい。 オフィシャルウェブサイトにもいろいろな資料がアップされているのでぜひ覗いてみて頂きたい。
越湖信一(執筆/撮影) 平井大介(編集)