台風シーズン続く 南の海上は熱帯低気圧や台風が発生しやすい状況
南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっています。台風11号は西よりへ進み、日本への直接的な影響はないでしょう。小笠原諸島の東の海上にある熱帯低気圧も今のところ、あまり発達しない見込みです。ただ、新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性もあります。
南の海上は積乱雲の発達しやすい状況
衛星画像を見ると、南の海上では白く輝く雲が連なっています。 南シナ海で大きな渦を巻く雲は台風11号の雲です。台風11号は今後も西よりに進むでしょう。日本へ近づくことはないですが、台風周辺の湿った空気が流れ込み、沖縄では大気の状態が不安定になる所がありそうです。急な雨にご注意ください。 また、小笠芦原諸島の東の海上には熱帯低気圧があります。この熱帯低気圧は、今のところ、あまり発達することはなさそうです。 ただ、南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっており、フィリピンの東の海上でも積乱雲が湧いています。今後、熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性もあり、沖縄に影響を与える可能性もあります。今後の情報にご注意ください。
9月も台風シーズン
9月も台風シーズンです。平年では9月の台風発生数は5.0個と8月に次いで多くなっています。また、平年の9月の日本への接近数は3.3個、上陸数は1.0個と8月と同程度です。近年でも2022年には9月に6個もの台風が接近しました。 台風シーズンが続きます。台風に備えて、非常持ち出し袋やハザードマップの確認をしておきましょう。水はけをよくするため、側溝の掃除をしておくことも大切です。
日本気象協会 本社 吉田 友海