番記者のちょっといい話 ヤクルト・サンタナには〝野球の神様〟もほほ笑んだ!?帽子のつば裏に「神は私の案内役」と記す
ヤクルトは3日、DeNA13回戦(横浜)に5―3で逆転勝利し、再び5位タイとした。3―3の九回2死一、二塁からドミンゴ・サンタナ外野手(31)が右翼線へ決勝の2点二塁打。新たに来季から3年契約を結んだ右の大砲が勝利に導いた。打率・313は依然リーグトップで、42打点もチームメートのホセ・オスナ内野手(31)に並んで同トップに浮上。11本塁打は同3位だが、来日4年目で三冠王も視野に入る。 【写真】私服姿のヤクルト・サンタナ 〝野球の神様〟もサンタナにほほ笑みかけたはずだ。練習用帽子のつば裏には、スペイン語で「Dios Es Mi Guia」と記されている。日本語に訳せば「神は私の案内役だ」という意味。自身が好きな言葉をマジックペンで書いたのだが「何度か洗濯しちゃっているから、色あせているんだよ」と恥ずかしそうに明かしてくれた。 練習に取り組む姿勢はひたむきで、誰もがまじめさを認める。「自分の全力を発揮するためには準備が必要なんだ。当たり前の考えだよ」と明かすが、サンタナのように、本拠地・神宮での試合前に毎日のように早出練習を行う助っ人外国人選手を見たことがない。 結果だけではない性格や野球への取り組み方の部分も、来季以降の契約延長を後押ししたのは間違いない。みんなから愛される「ミンゴ」がチームを明るく照らす。(ヤクルト担当キャップ・赤尾裕希)