（ブルームバーグ）： ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの2019年ヒット作の続編である「ジョーカー：フォリ・ア・ドゥ」は、オープニング週末の米国・カナダのチケット販売収入が4000万ドル（約59億3900万円）にとどまり、前作を大きく下回った。

映画業界メディアの米ボックスオフィス・プロは、Ｒ指定である今作の週末興行収入を5000万－6000万ドルと予想していた。９月初旬のベネチア映画祭でのプレミア上映後の評論家の反応が冷ややかだったことを受け、この１カ月間で半分近くに引き下げられていた。

１作目の「ジョーカー」は、公開初週末に北米で9620万ドルの興行収入を記録し、その後全世界で10億ドルを超える興収を達成。これは当時、Ｒ指定映画としては最高記録だった。今回のオープニング週末の興収を見る限り、記録の更新はなさそうだ。

前作では、ＤＣコミックスの悪役「ジョーカー」をホアキン・フェニックスが演じ、虐待の過去から殺人鬼となった男として描くなど、スーパーヒーローの起源の物語をよりダークな視点で描いていた。

続編もトッド・フィリップス監督が手掛け、ジョーカーの恋愛対象であるハーレイ・クイン役として歌手レディー・ガガが登場し、多数のミュージカルシーンが盛り込まれている。週末の世界興収は１億2110万ドルだった。

日本では今月11日に公開される。

原題：‘Joker’ Sequel Trails Original in $40 Million Domestic Debut (1)（抜粋）

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