【写真：Getty Images】

　バルセロナはシャビ監督の今季限りの退任が決まり、後任はハンジ・フリック氏が濃厚と言われている。そのため、来季のリーグタイトル奪還に向けて、フリック監督が望む選手獲得に動く可能性があるだろう。英メディア『TEAM TALK』は、フリック新監督が就任した場合のターゲットになり得る5人の選手を現地時間29日に報じていた。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール！ 　フリック監督の就任が濃厚になったことによって、獲得の可能性が高まった選手の1人がバイエルン・ミュンヘンに所属するヨシュア・キミッヒだ。フリック監督はドイツ代表、そしてバイエルンでキミッヒを指導しており、「移籍はさらに現実的になった」と同メディアは指摘。実際に、バルセロナは過去に同選手獲得に動いていたとも報じており、ドイツ人指揮官の就任がキミッヒ獲得につながる可能性は否定できない。 　キミッヒと同様に、代表やクラブで一緒に仕事をしていた、バイエルンに所属するレオン・ゴレツカもターゲットになり得る1人として注目されている。バイエルンが今季無冠というまさかの結果に終わったことで、ゴレツカはEURO2024を控えたドイツ代表のメンバーから外されてしまった。そのため、「環境を変えて代表キャリアを復活させたいと望むなら、フリック新監督と組むのは理想的かもしれない」と、同メディアは伝えている。 　ライバルであるレアル・マドリードへの移籍が噂されている、バイエルン所属のアルフォンソ・デイヴィスも獲得候補として名前があがっていた。同選手が主戦場としているSBはジョアン・カンセロがいるものの、マンチェスター・シティからのローン契約は今季までとなっており来季に向けてさらなる戦力が必要なためだ。また、バイエルンのセルジュ・ニャブリは、「資金難のバルセロナにとってフェリックスの安価な代替選手となる」という理由から、獲得候補のリストに載っていた。 　そして、過去バルセロナに所属しており今夏フリーになっているチアゴ・アルカンタラは、財政難に苦しむクラブの現実的な選択肢として名前があがっていた。同メディアは、「予想外の選択ではあるが、復帰はロマンチックな物語となるだろう」と述べた上で、「一流のプレイメーカーを以前のベストに近い状態に戻すことができる人がいるとすれば、それはフリック監督だ」と、ここ数年怪我に苦しんでいた同選手を復活に導くことができるだろうと報じていた。