藤原竜也”興玉”の人並外れたアクションシーンが凄い…怪しすぎるその正体は? 『全領域異常解決室』第4話考察レビュー
「目の前に神がいると言われたら信じる?」 豊玉と遂に対面
今回の事件でも豊玉は関係者の近くにいた。防犯カメラ上でマイカのキッチンカーでアルバイトをしていた彼女を雨野(広瀬アリス)が発見する。しかし、カメラ上では彼女の周りだけ空間が歪んでいる。また何も掴めないのかと落胆しかけるも、豊玉神社の札が映っていることに気が付き、雨野は神社に直行し、ついに豊玉との対面を果たした。 「あなたの目の前に神がいると言われたら信じる?」「私は神なの」と言う豊玉に面くらいつつも、雨野は強い態度は崩さない。警察署に連行しようとその手を掴むが、これまでもそうだったように、雨野の目には豊玉の周辺の空間が歪んでみえ、さらに雨野の体にも異変が現れ、苦しみ出す。 豊玉が人間ではないことはもはや間違いない。 去り際、ヒルコなのでは、という雨野から疑いを掛けられていることに対し、「そうだよ」と言い、唇が動き、何かを言っていた。肝心なところだけ、音が消えている。 その唇の動きだけを見ていると「私がヒルコだよ」と言っているようにも見えるが、それはこちらの先入観によるものの可能性も高い。内閣情報操作室でも掴むことができずにいる彼女の正体。 では何者なのか。本当にヒルコなら、物語の作りとしてはかなりシンプルなものになりそうな気がする。ヒルコだと仮定すると、なぜ興玉は豊玉の存在に気付いているのに気がついていないふりをしているのか。 わかったようで、実はまだまだ全然わからない。 【著者プロフィール:ふくだりょうこ】 大阪生まれ関東育ちのライター。 大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。 ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
ふくだりょうこ