ABCテレビ

　大阪市内の路上で「家賃を払えないからお金を貸してほしい」と声をかけるなどして、男性１０人から計７１０万円ほどをだまし取ったとして、大阪府内に住む無職の女（２０）が逮捕・送検されました。 警察によりますと、女が１人の男性からだまし取った金は最大で約２９０万円にのぼり、警察は、ホストクラブなどに使っていたとみています。 被害にあった男性（３０）が「２０歳くらいの女に『財布を落としたから、家賃払えない』と言われて３万円貸した。アルバイト先と聞いたところに行ったら、いなかったのでだまされていると気づいた」などと警察に相談し、事件が発覚しました。 女は警察の調べに対し、「嘘をついて現金を受け取ったことは間違いないが、働くようになれば働いたお金で返済するつもりだった」と容疑を否認しています。 狙った相手や金の使い道については、「優しそうなサラリーマン風の人を狙っていた」「だいたいの金をホストクラブで使っていた」などと説明しているということです。 逮捕容疑は、去年３～１０月、大阪市北区などの路上やＳＮＳで「先輩にお金を借りていて返せない」などと声をかけて、２０～５０代の男性１０人から計７１０万円ほどをだまし取った疑いです。