鉄の彫刻、木工細工など多彩 チャリティー展「安斉重夫と協賛者たち」 10日まで 福島県いわき市
能登半島地震チャリティー展「安斉重夫と協賛者たち」は3日から10日まで、福島県いわき市平胡摩沢の「ギャラリー笑福(えふく)さわのゆ」で開かれている。 安斉さんはいわき市桜ケ丘在住の彫刻家で、鉄板や鉄線をアセチレンで溶接する独自の技法で作品を制作している。今回は能登半島地震の被災者を支援しようと、知人・友人とともに企画した。 会場には、安斉さんの鉄の彫刻をはじめ計11人の作家が、木工細工や羊毛フェルト作品、クレイアート、かご細工など計150点を出品し、販売もしている。会場には義援金の募金箱を設置して協力を呼び掛けている。売り上げの一部と来場者からの善意を義援金として被災地に送る。 安斉さんは「13年前の東日本大震災では全国から支援を受けた。今回は恩返しの気持ちで企画した」と話している。時間は午前10時から午後4時まで。 ◇ ◇ 「ギャラリー笑福(えふく)さわのゆ」は、震災で被災して廃業した旅館「さわのゆ鉱泉」をリニューアルしてオープンした。3月15日から31日まで、手づくり工房「すないぷ」の「つるし飾りと小もの展」を開く。問い合わせは同ギャラリーへ。
(いわき版)