第一次世界大戦 ドイツ人捕虜の追悼式 当時の「健康診断書」も公開 広島市
第一次世界大戦で捕虜になり亡くなったドイツ人の追悼式が行われました。 南区の比治山陸軍墓地で行われたドイツ人、オットー・パーペさんの追悼式。パーペさんは第一次世界大戦で旧日本軍の捕虜となり、似島俘虜収容所に収容され故郷の土を踏むことなく1918年に33歳の若さで亡くなりました。 追悼式は広島経済大学の竹林栄治教授とゼミの学生らが企画し、ドイツ大使館関係者やゼミの学生ら約30人が参列して献花を行い追悼の祈りを捧げました。 竹林栄治教授「戦争は人の人生を変えてしまう。パーペさんも戦争がなかったらここに埋葬されていないわけで、戦争の残酷さをあらためて感じました」 追悼式では捕虜だったドイツ人リートケさんの遺族から譲り受けた捕虜解放の際に交付された「健康診断書」の現物も公開されました。