不動産会社の経営者が教える! 物件探しに今すぐ役立つ「間取り図チェックポイント」
物件探しの際、知っておくと助かるトピックをご紹介します。『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者であり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び0」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、すぐに役に立つ「間取り図の正しい見方」について教えてもらいました。不動産専門用語やアルファベット表記が書かれた間取り図の意味がよくわからないという方も多いのでは? 正しい見方や用語を知れば、間取り図を読むのがスムースになること間違いなし! ぜひ知って、物件探しの参考にしてください。 【画像】PS、MBとは? 物件探しに今すぐ役立つ「間取り図チェックポイント」まとめはコチラ
LDKとDKの違いは?
――間取り図には不動産特有の専門用語や略語、アルファベットなどが書かれていますよね。それはなぜですか? 石岡 間取り図上には限られたスペースしかありません。その物件の特徴を正確に表記するため、シンプルに伝えるための専門用語や略語で記載することが多いのです。聞き慣れない不動産用語もあると思いますが、物件探しの役に立つのでぜひ覚えておいてほしいですね。 ――すごく初歩的なことですが、LDKとDKの違いについて教えてください。 石岡 まず、LDKについて。「L=リビング」「D=ダイニング」「K=キッチン」が合わさった場所を「LDK=リビングダイニングキッチン」と呼びます。「料理をして、食べて、その後くつろぐスペース」がひとつの空間になっている部屋のことを指します。 一方、DKは「D=ダイニング」「K=キッチン」がひとつの空間になっている部屋のことで、「DK=ダイニングキッチン」と呼びます。LDKとは異なり、くつろぐ場所であるL(リビング)を別の居室でまかなうということになるのです。 つまり、LDKとDKの大きな違いは、くつろげる広いスペースがあるかないか。面積が違うということになります。 不動産公正取引協議会連合会が定めた目安としては、キッチンのある部屋のほかに1部屋の居室(寝室)がある物件において、「キッチンのある部屋が4.5畳から8畳未満の場合はDK」、「キッチンのある部屋が8畳以上の場合はLDK」。 また、キッチンのある部屋が4.5畳未満の場合は、「K」と表記されるということになっています。