すみだ水族館、「ペンギン相関図」最新版公開 初のフォトコンテストも
ペンギン相関図の最新版「すみだペンギン相関図2025」の公開セレモニーと「羽毛さんフォトコンテスト」の授賞式が12月4日、すみだ水族館(墨田区押上1)で行われた。(すみだ経済新聞) 【写真】すみだペンギン相関図2025 同相関図は、56羽のマゼランペンギンそれぞれの個性や、親子・兄弟などの家系図だけでなく、恋愛や友情といった関係性の変化を詳細に記録したもの。人間社会のように複雑なペンギンたちの関係を表現し、「複雑すぎて面白い」と毎年SNSで話題を集めている。今年で7回目のアップデートを迎える。 当日は公開セレモニーに先立ち、「羽毛さんフォトコンテスト」の受賞作発表と授賞式が行われた。同フォトコンテストは、ペンギンの愛らしい姿を撮影したファンの投稿から選ばれるもので、400件を超える応募が寄せられた中から、受賞作は館内で展示する。グランプリの羽毛大賞は「長靴好きなローズくん」を撮影したReLU(れる)さんが選ばれたほか、すみペン賞5作品と、小学館ちゃおプラス賞、換羽賞が、それぞれ選ばれた。 相関図の公開セレモニーには、飼育スタッフとペンギンも登場。飼育スタッフは「2025年版の目玉は、すみだ水族館生まれ同士で初めてカップルになった『わっしょい』と『つむぎ』の物語。長く「友達以上、恋人未満」と言われていた2羽がついに結ばれた。子どもの頃から見ていた飼育スタッフ全員が喜んでいる。雄の若いペンギンからモテモテのベテランペンギン『アロエ』の相関図にも注目してほしい」と解説する。 相関図とともに、羽についたカラーバンドの色で個体識別ができるウェブコンテンツ「ぺんたごん」や、簡単な質問に答えるだけで「推し」となるペンギンが見つかる「推しペン診断」を利用することで、楽しくペンギンたちを観察できるコンテンツも提供する。 同館企画広報チームの山口亜矢子さんは「『すみだペンギン相関図2025』は、ペンギンの生態を深く知る機会になる。公式サイトにも詳細を掲載しているのでSNSでの反響もチェックして、気になるペンギンを見つけに足を運んでいただければ」と呼びかける。 開館時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は 9時~21時)。入館料は、大人=2,500円、高校生=1,800円、中・小学生=1,200円、幼児=800円。
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