【桜花賞】あの牝馬三冠馬に酷似!逆転の可能性を秘めた至高の1頭
4月7日(日)に行われる桜花賞(G1、阪神芝1600m)。牝馬クラシック最初の1冠目を手にするべく、才媛たちが激突します。 今年注目の一角は間違いなく、無敗のG1馬アスコリピチェーノでしょう。そこで今回、過去10年における無敗馬(桜花賞時点)の成績をリサーチ。結果は以下のようになりました。 ▼桜花賞における無敗馬 成績[2-3-1-4] 勝率20%、複勝率60% ●23年 ライトクオンタム(2戦2勝) →桜花賞8着 ●21年 ソダシ(4戦4勝) →桜花賞1着 ●20年 デアリングタクト(2戦2勝) →桜花賞1着 ●18年 ラッキーライラック(4戦4勝) →桜花賞2着 ●17年 ソウルスターリング(4戦4勝) →桜花賞3着 ●16年 シンハライト(3戦3勝) →桜花賞2着 ●15年 クイーンズリング(3戦3勝) →桜花賞4着 キャットコイン(3戦3勝) →桜花賞7着 ルージュバック(3戦3勝) →桜花賞9着 ●14年 レッドリヴェール(3戦3勝) →桜花賞2着 (※過去10年) まだ底を見せていない無敗馬とあって半数を超える馬が馬券内に好走。とはいえ勝率は2割とやや物足りなくとして、アタマとして狙うのであれば鉄板級の堅さとは言えないようです。 今年の無敗馬アスコリピチェーノも油断は大敵、ライバルに逆転される可能性も否定はできません。他の馬からも優勝候補を探してみましょう。 近年は上記で紹介したデアリングタクトをはじめ、リバティアイランドやアーモンドアイなど牝馬クラシック3冠を達成する馬が多数。ふと気になって彼女たちの成績を見ていたところ、興味深い共通点を発見しました。 それは桜花賞時、「前走芝1600m戦で後続に0秒3以上の着差を付けて勝利」していたことです。 リバティアイランド →前走阪神ジュベナイルF1着(0秒4差) デアリングタクト →前走エルフィンS1着(0秒7差) アーモンドアイ →前走シンザン記念1着(0秒3差) ペースが締まって接戦になりがちなマイル戦。それにも関わらず後ろを引き離すことができるのは、ひとえに絶対能力の高いゆえ。そのような非凡な走りを見せつけた馬が、桜花賞のみならず、その後のオークスや秋華賞でも活躍しているのでしょう。 そして今年「前走芝1600m戦で後続に0秒3以上の着差を付けて勝利」しているのは、アルテミスSを制したチェルヴィニア1頭だけ。新馬戦2着敗退も2018年アーモンドアイの前例から割引評価とはならず、今後の牝馬3冠さえ見える逆転候補として急浮上します!
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