【最終回】世界125ヵ国を周った旅人が100の質問に答えてみた<後編>『旅人マリーシャの世界一周紀行』第371回
Q29.もし生まれ変わるならどこの国を選ぶ? A29.経済とか医療とかも含めて考えちゃうと比較的オーストラリアが生きやすそうかなぁ。海も綺麗で日々のカフェラテも美味しいし。自然も都会もある。LGBTやシングルマザーにも手厚いし(今のところ私には関係ないけども)。 あと寒いのは苦手だけど幸福度が高くて雑貨が可愛いフィンランドも良さそう。それからやっぱりハワイも捨てがたい(笑)。 第182回「107ヵ国を訪れた旅人が"一番住みたい"と思った国は?」第183回「憧れのオーストラリアに住みたいなら"恋人ビザ"!? "旅人ビザ"はないの...?」 Q30.死ぬ前に最期の旅に出られるとしたらどこ? A30.食べ物だったら鮨か鰻と答えたいこの質問。老後の旅(?)は最も平和な国1位をキープしているアイスランドも考えたけど、ナポリからアマルフィ海岸を抜けシチリア島まで行く旅も最高かな。やはり「ナポリを見てから死ね」なんで。(もう見たけど) それかカリブ海クルーズ。あ、こっちの方が私っぽいか。 第217回「南イタリア、"世界一美しい"アマルフィ海岸で添乗員に転職? 」第65回「カリブ魅惑の常夏パラダイス! "ABC諸島"でアイランドホッピング!」 以上、「旅人に聞きたい100の質問」からの抜粋でした! * * * これで本当に本当に最後になりますが、10年間という長い間応援ありがとうございました。セルジオ越後さんに次いで、週プレNEWS歴代2番目のご長寿コラムだったことを誇りに思います。 世界一周の旅をしていたのは実に6年間で、コロナ禍になってからはなかなか臨場感のあるものを発信できずに悩んだ時もありました。しかし、そんな時も応援してくれていた読者の皆さんや編集部には本当に感謝しかありません。 そういえば10年も経てば歳もとる。これまでなんとなく非公開となっていた年齢を先日YouTubeで公開しましたが、実は世界一周に出たのは34歳の時と遅咲きの旅人で、人生ほんと色々ありました(12年間付き合っていた人に40歳目前でフラれたり)。 旅をしたことで犠牲にしたものも多かったけど、世界を見た後の自分は何倍にも成長していたように思います。そして自分がどんなに平和なところにいて幸せであるかも実感したし、日々小さなことに感謝できるようになりました。 一度しかない私の人生は旅によって鮮やかに彩られ、震えるほどの感動をしたり、達成感や幸福感を感じたり、自信にもつながりました。何者でもない私が旅人として過ごせたこの時間は宝です。 もし今旅に出るかを迷ってる人がいたら、体当たりするぐらいの勢いで背中を押したい。私の旅が誰かの一歩に勇気を与えられますように。 そして私もまだまだ見たい世界がたくさんあるけれど、今は目の前のライフイベントに全力で。いつか親子旅なんかができたらと思っています。 これまで旅人マリーシャを温かく見守ってくれて本当にありがとう! 週プレからはドロンするけど、インスタやYouTubeで、これからも生きてますっ! それではみなさん、ムーチャスグラシアス! モイモーイ!(最後はお気に入りのスペイン語とフィンランド語の挨拶で!)