「『助けて』って言えない弱さは決して恥じゃない」アルコール・薬物・ギャンブルなど…俳優・高知東生さんと依存症について考える
(京面龍太郎アナウンサー) 「東京などすでに上映されたところもあるということですが、実際に観た方からの感想で印象に残るものはありましたか?」 (高知東生さん) 「いやあまりにも多すぎて…例えばどういうことを言えばいいですかね(笑)」 (田中紀子代表) 「本当にXとかでもこの映画見て、『今までの依存症のことを誤解してた』とか『こうやって回復してくんだなっていうことが初めてわかった』とか、『こういう誤解や偏見というのを解くために、こういう映画が必要なんだな』とかっていうことをいっぱい書いてくださってる方とかがいらして、すごく嬉しいなというふうに思ってます」 (松岡葵アナウンサー) 「かなり反応もあったんですね」 (田中紀子代表) 「そうですね、はい。高知でも本当に多くの方に見ていただけるといいんですけど」 (松岡葵アナウンサー) 「ギャンブルや、アルコール、ゲームなど様々な依存症が世の中にはあふれていて高知も例外ではなく、都会と地方の違いはないかと思いますが、田中代表、日本の対策の現状はいかがですか?」 (田中紀子代表) 「やはり日本は本当に依存症対策遅れているところで、どうしても家族が何とかするものっていうところから抜け出せてないんですね。なので、医療とか行政とか、さらには弁護士なんかに繋がっても『家族が監督します』って言わされたり、家族が『これから一生懸命その治療に繋げていきます』みたいなふうに言わされてしまうっていうことがすごく多いので」 (田中紀子代表) 「そうではなくて、やっぱり社会全体の仕組みを変えていくっていうこと、そしてやっぱり依存症者に対してすごく感情的に色々持ってる方っていらっしゃると思うんですよね。依存症者に迷惑かけられた方たちっていると思うので。とはいえ、感情論で良くならないんですよね。なので、やっぱり社会の仕組みを作るっていうところに皆さん考えていただければなというふうに思ってます」
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