5分でわかる映画「八犬伝」!“虚”パートד実”パートが交錯――魅力を徹底解説する特別映像公開
山田風太郎氏の小説「八犬伝 上・下」(角川文庫刊)を、役所広司主演で映画化する「八犬伝」の魅力が伝わる特別映像「5分でわかる映画『八犬伝』」が、このほど公開された。 【動画】特別映像「5分でわかる映画『八犬伝』」 世界に誇る日本ファンタジー小説の原点「八犬伝」。本作は、里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いをダイナミックに描く“虚”パートと、180話に及ぶ物語を悩み苦しみながら28年もの歳月をかけて書き上げた作家・滝沢馬琴の創作の真髄、そこで生まれた奇跡の実話を描いた“実”パートがシンクロするというエンタテインメント大作だ。 特別映像は、日本ファンタジー小説の原点「八犬伝」の魅力、CGやVFXを駆使した名シーンの解剖、馬琴(役所広司)や北斎(内野聖陽)の友情と葛藤など、さまざまなポイントから映画の魅力を解説した内容。実在した馬琴、北斎が生きる“実”の世界と、馬琴が綴る「八犬伝」の物語“虚”の世界とが交互に描かれていく本作の魅力が、これを観ればさらに堪能できるはずだ。 “虚”パートでは、息もつかせぬアクションとダイナミックなCGで観客を魅了する本作。原作でも有名な芳流閣の屋根の上での決闘シーンはもちろんのこと、伏姫(土屋太鳳)の忠実な妖犬・八房(やつふさ)の豊かな毛並みや微細な表情など、細部にまでこだわり抜いた映像美は必見だ。“実”パートでは、馬琴が抱える苦悩と「八犬伝」完結への執念が観る者の心に迫る。大長編「八犬伝」を20年以上に渡り書き続けるも、やがて視力を失ってしまう馬琴。その時、義理の娘であるお通(黒木華)から飛び出した思いがけない言葉が、馬琴と家族の運命を大きく変えていくことになる。 なお、特別映像のフルバージョンは、テレビ特番「映画『八犬伝』公開記念!八つの見どころ大発見スペシャル」として放送予定。現存する八犬士の錦絵や発売当時の原書、実在の人物の肖像画などの貴重な資料、さらに博物館学芸員による解説や、「八犬伝」に魅せられた曽利文彦監督のインタビューまでを網羅。映画メイキングシーンも織り交ぜながら、「八犬伝」の魅力を再発見していく必見映像となっている。テレビでの放送は、全国30局で10月12日から30分番組として放送予定。 「八犬伝」は、10月25日全国公開。10月27日には、キャスト登壇の公開記念舞台挨拶の実施が決定している。