小児科で「夜間オンライン診療」 那覇市立病院、2025年3月末まで試験運用 0歳~中学生が対象 沖縄
医師不足により夜間の小児医療体制を一部制限している那覇市立病院は1日から、小児科オンライン夜間診療を開始している。夜間の往診を展開するファストドクター(東京都)と提携した。1日から2025年3月31日まで試験運用し、実績次第で継続する予定。 【写真】沖縄で小児科の「夜間診療」を始めた39歳の開業医
対応できる症状は風邪や消化器、呼吸器の症状、アレルギー、発疹など。県内在住(観光客も含む)の0歳~中学生が対象。費用はこども医療費助成制度で無料になるが、クレジットカードなどで支払った後、自治体で還付手続きが必要となる。 診療開始時間は平日は午後5時15分~翌日午前8時半、土日祝日は午後7時半~翌日午前8時半、年末年始は24時間対応となる。 受診する際にはショートメッセージが受信可能なスマートフォンやタブレットなどが必要。ファストドクターと提携する県外のクリニックが対応し、救急搬送が必要な場合は医師が対応するという。必要に応じて調剤薬局も案内する。 那覇市立病院では現在、医師不足により毎月3の倍数の日のみ急病センターの小児科深夜診療を行っている。同院の担当者は「病院の深夜診療を補完する内容。比較的待ち時間も短く迅速に診察ができるので利用してほしい」と呼びかけた。 診察については那覇市立病院のホームページから。
(嘉陽拓也)
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