関東 厳しい残暑はいつまで? 来週後半からは秋雨の季節 台風や大雨に注意
関東は明日13日(金)や3連休も厳しい残暑が続き、特に15日(日)は広く猛暑日となりそうです。熱中症に十分注意してください。一方、来週後半からは秋雨前線が停滞するようになり、降水量は平年より多い予想です。台風シーズンとも重なるため、大雨に注意が必要です。
9月に入っても暑さ収まらず
9月も中旬となっていますが、全国的に厳しい残暑が続いています。今月2日から昨日11日までの平均気温は、全国的に平年より高く、関東では平年より2℃~3℃も高くなっています。 今日12日も、さいたま市や前橋市、府中市(東京)などで最高気温35度以上の猛暑日となりました。
3連休も厳しい残暑 各地で「猛暑日」の予想
気象庁は今日12日、最新の1か月予報を発表し、関東地方ではこの先1か月、平年より高い見通しです。特に来週中ごろにかけては、かなり高い予想です。これは太平洋高気圧の勢力が強く、暖かい空気に覆われやすいためです。 明日13日(金)と明後日14日(土)からの3連休も、各地で厳しい残暑が続きそうです。特に15日(日)の最高気温は、さいたま、水戸、前橋で36℃、東京都心、横浜、宇都宮で35℃と各地で猛暑日となる予想です。お出かけや屋外でのレジャーの際の熱中症対策はもちろん、家の中でも無理をせずエアコンを使い、こまめに水分をとるようにしてください。また、夜も各地で25℃を下回らず、寝苦しい夜が続きそうです。 17日(火)と18(水)も、最高気温は33℃~35℃くらいで、厳しい暑さとなるでしょう。
来週後半~ 少し秋めく 朝晩は長袖シャツの出番
今月下旬以降も、気温は平年より高い予想ですが、それでも少しずつ暑さが落ち着いてきそうです。太平洋高気圧が勢力を弱め、秋雨前線が南下するため、秋の気配を感じられるようになるでしょう。19日(木)以降、気温は日中でも30度に届かず、最高気温は27℃~28℃前後の日が続きそうです。 熱帯夜からも解放されるでしょう。特に22日(日)からは最低気温は20℃前後の予想で、関東北部では17℃~18℃くらいになりそうです。朝の通勤通学の際には、長袖のシャツや羽織るものの出番となりそうです。服装で上手に調節して体調を崩さないよう、お気をつけください。
秋雨の季節 大雨に注意
関東地方では、18日(水)にかけて、雲は多めながらも日差しの出る日が多いでしょう。ただ、暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定で、にわか雨や雷雨がありそうです。空模様の変化に注意してください。 19日(木)以降は秋雨前線の南下により、ぐずついた天気が続きそうです。1か月予報によると、今月下旬以降は秋雨前線や湿った空気の影響を受けやすく、降水量は平年より多い予想です。台風シーズンは10月ごろまで続き、秋雨の季節と重なるため、短時間で猛烈な雨が降ったり、長期間にわたって雨が降り続いたりして、大雨となることもあります。最新の気象情報を確認するようにしてください。
日本気象協会 本社 田中 正史