極太脚が魅力の50歳 競技歴2年目でボディコンテスト全国大会入賞
9月1日(日)に開催された『JBBFオールジャパンウェルネスチャンピオンシップス』163cm以下級でボトムヘビーな筋肉美で魅了した藤原仁香(ふじわら・にか/50)選手。今年競技2年目ながらも4位入賞の成績を残した。 【写真】藤原仁香選手の丸く発達した極太脚
昨年、ボディフィットネスで競技デビューを果たした藤原選手。今年は下半身の筋肉の発達が特に評価される新カテゴリーウェルネスに挑戦。 「新しいことにチャレンジするのが大好きなので。また、昔からボトムヘビーなので、向いているかな?と思いました」 トレーニングは週6日で1回1~1時間半程度。脚、背中、胸、肩の分割で回している。腕トレをカットしたのは、ウェルネスへの挑戦にあたり脚を強化するため、脚トレの頻度を上げるためだ。 「脚トレのつらさが嫌いで、逃げ気味でした。絞るのが苦手で、特に脚がもったりしていることに40年位悩んでましたが、脚トレを真剣にやるようになってメリハリが出てきました。ハイパーナイフで代謝をあげたのも効果的でオールジャパンのときは少しカットが出るようになりました」 競技デビューした年からバルクが印象的な藤原選手。スキーを5年ほど本格的にやっており、その後はサーフィンを趣味程度だが、真冬も海に入っていたという。豊富な筋肉量は、以前のスポーツ経験も影響しているのだろう。 「ウェルネスにチャレンジするには、もう少し時間が必要だったかなと思いました。でも、大会参加はとても刺激的で楽しかったです」と全国大会で4位を獲得しながらも少し反省も残った藤原選手。ウェルネスに挑戦することで、気づきがあったという。
「中学生頃から脚が太いことがコンプレックスで、脚を細くしたいと何十年も願っていました。トレーニングを始めてからも脚トレはイヤイヤやっている状態でした。ウェルネスに出ると決めて真剣に脚トレするようになり、ようやく脚に筋肉がつき始めましたが、以前の脂肪で太かったときより、かなり細くなりました。脂肪で脚を太くするのは簡単だけど、筋肉で太くするのはとても厳しいということに気づきました」 藤原選手は今後もチャレンジし、進化し続ける。 「今よりもいい身体、圧倒的にキレイな身体になりたいです!」 【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介