【若葉S】アドマイヤテラ 両親が歩んだクラシックロード見据え狙うは皐月権利 母は樫3着馬・アドマイヤミヤビ
「若葉S」(16日、阪神) 無敗の良血馬が1冠目の権利獲りに燃える。西の名門・友道厩舎が送り出すアドマイヤテラの母は、17年デイリー杯クイーンCを制してオークスでも3着に食い込んだアドマイヤミヤビ。父は母と同世代のダービー馬レイデオロという血統だ。 ここまで土つかずの2連勝。新馬戦は後半5Fがラストまで減速しない逃げ馬有利のラップを、2番手から長く脚を使って差し切りV。2戦目は初戦とは違って後方からとなったが、向正面でまくるように進出し、終わってみれば2馬身半差の快勝劇。友道師が「横綱相撲でしたね」と振り返るほど、能力の違いを見せつけた一戦だった。 中間の調整過程も至って順調だ。3週前の2月29日にはドウデュースとの併せ馬で併入に持ち込み、1週前には新コンビの岩田望騎乗で栗東CW6F83秒7-36秒7-11秒5をマーク。「動きは良かった。気になるところもなかったです」と鞍上が話せば、トレーナーも「予定通りにここまで来ている。競馬に行けばもっと前向きさも出るからね」とうなずいた。 「あとは何とか権利を獲れれば」と指揮官。父と母が歩んだクラシックロードを見据え、連勝街道をひた走る。