中国最大の干潟太陽光発電エネルギー貯蔵施設稼働開始
【東方新報】中国最大手の華電国際電力の子会社「華電莱州発電」が渤海湾(Bohai Bay)沿岸の「塩アルカリ干潟」に建設した中国最大の干潟太陽光発電エネルギー貯蔵施設が7日、正式に稼働を開始した。 総面積1万8000エーカー(約72.84平方キロ)におよぶこのプロジェクトには、200万枚近い太陽光パネルが設置されている。 このエリアでは、太陽光パネルの下の塩水が塩田に注入され、塩の生産と太陽光発電の相乗効果を生み出す産業モデルとして注目を集めている。 中国第3陣の大規模風力・太陽光発電基地の一つとして、このプロジェクトは1000メガワットの設備容量を誇り、200メガワット/400メガワットアワーのエネルギー貯蔵システムによって支えられている。 同社の発表によると、この発電基地は、年間14億4200万キロワットアワーを発電するが、これは約50万世帯の電力需要を満たすのに十分な量であるという。また、年間44万4000トンの標準炭が節約でき、二酸化炭素排出量を大幅に削減できると説明されている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。