自動運転バス、乗り心地良い 富山・婦中で実証実験 27日まで「レベル2」で
富山市は、自動運転バスを走らせる実証実験を婦中地域で始めた。20日、藤井裕久市長が速星駅からファボーレ前までの区間を試乗し、安全性の高さと乗り心地の良さに太鼓判を押した。 実験は、運転手が乗車しハンドルなどの操作をシステムが担う「レベル2」で行われている。朝日公民館を発着点に鉄道駅や商業施設などを回る約15キロのルートを走る。 車両はカメラやセンサーを備え、必要に応じ運転手が手動で操作する。道路環境や天候など一定の条件下でドライバーが不要となる自動運転「レベル4」での実装を目指す。 藤井市長は乗客から「不安感はなく問題ない」との感想を聞いたとし、「急ブレーキ、急発進がなく、非常に乗り心地が良かった。安定感があり安全だなと感じた。しっかりと実装に向けて実験をしていきたい」と話した。実験は27日まで実施され、乗車するには、市交通政策課=076(443)2276=か市朝日地区センター=076(469)5110=まで予約が必要。