【プレビュー】広島と鹿島のオリジナル10が激突。中盤のマッチアップで上回り、Jリーグの日に勝利を飾るのは|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月15日に第14節が開催。エディオンピースウイング広島では、サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズが対戦する。
5月15日のJリーグの日に、サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズのオリジナル10同士がエディオンピースウイング広島で対戦する。前節のイヤな流れを払しょくするのはどちらのチームだろうか。 勝点19で8位の広島は、横浜F・マリノスがACLの決勝に進出した影響で週末の試合がなかった。そのため、中8日と休養十分の状態でこの一戦を迎えられる。ただ、6日の前節・名古屋グランパス戦では開始18分で2失点を喫するなど、今季最多の3失点で今季初の敗戦。第8節・アビスパ福岡戦以降、引き分けが続いていたことを含めると、5試合勝ちなしの状況となってしまった。 堅守が持ち味であった開幕直後から一転、勝ちなしの期間は無失点試合がないのは気になる点である。フルタイム出場を続ける佐々木翔と塩谷司の両ベテランDFを中心に立て直しを図りたい。 また、中盤で欠かせない存在であった川村拓夢と今季の新加入ながら早速チームにフィットしここまでチーム最多の7ゴールを挙げている大橋祐紀をケガで欠いているのは痛手である。彼ら二人の不在をどのように埋めていくかもポイントになるだろう。 消化試合が1つ少ないとはいえ、順位は下降気味で約1カ月勝利から見放されているだけに、タイミング的にもリスタートとなるこの一戦で勝利を飾り、浮上の契機をつかみたい。 勝点23で3位の鹿島は、首位・ヴィッセル神戸と2位・町田ゼルビアとは3ポイント差。今節の結果次第では勝点で並ぶ可能性がある。それだけに落とせない一戦だ。 ただ、前節・東京ヴェルディ戦は痛い結果となった。4連勝を狙ったホームゲームは、5分に鈴木優磨がPKを成功させ先制すると、8分には名古新太郎が追加点。完璧な立ち上がりを見せた。そして、後半早々にもCKから植田直通がヘディングシュートを突き刺し、勝利を手中に収めたと誰もが思う展開にもちこんだ。 ところが、早めの選手交代が裏目に出たのか、69分に1点を返されると、81分とアディショナルタイムにも失点を重ね、結局は3-3で終了。完全な勝ちゲームで勝点1しか得られない結末となった。 今節はそこから中2日でのアウェイゲームと日程的にも厳しい戦いになるのは間違いないが、ここを落としてしまうようだとトップ2と離されてしまう。今季喫した4敗はすべてアウェイゲームと気になるデータもあるが、今節の舞台であるEスタは初見参の場所。総力戦で乗り込み、上を追いかけるために勝利をつかみたい。