OA中のスタジオに…ウーバー配達員? 突然声が出てしまう“トゥレット症”の怜音さん(29) 症状を知ってもらえると「めっちゃ生きやすい!」
(怜音さん) 「無理くり笑顔をつくる。つらいときにイーッて30秒くらいやるとなんか笑えてくるんですよね。気持ちを上に引っ張り上げてくれる。強引な手法で誰かに習ったわけではないけど、自然にやるようになって、前向きに考えられるようになりました」 「笑顔が幸せを引き寄せるはず」と持論を展開。そして調理師免許をもつ怜音さんは、みなさんに故郷・鹿児島の郷土料理「鶏飯」を振る舞いました。 (参加者) 「元気づけられました。これからいろんなことを頑張ってみようと思いました」 (ボランティア関係者) 「つらい経験のある人が支援側に立つ必要性を改めて感じた」 (穴水町民) 「いろんな生き方があるんだなと思った。こういう縁でお会いできて、うれしかったです」 ■トゥレット症を知ってもらえると、めっちゃみんな生きやすい (若狭キャスター) 穴水町での支援と出張授業、怜音さんどうでしたか? (怜音さん) やっぱり石川県の人たち正月早々、地震にあってお正月を最後まで過ごせなかった。だから何か僕…あいよ、あいよ、ごめんなさいね。何か1食でも楽しい食事を提供して幸せになって欲しいなという思いで始めたんですけど、行って僕の方が元気をもらえることが多くて。やっぱり、喜んでもらえるのってめっちゃ嬉しいですよね。 (若狭キャスター) 子どもの頃は傷ついたこともたくさんあったと思うんですが、いつ吹っ切れるようになったんでしょうか? (怜音さん) 僕はずっと大人になるまで、この病気のことをなるべく人に知られたくなくて、隠してきたんですよ。だけど大人になって、初対面の人と会うときに、ちゃんと病気の説明を先にするようになって、やっぱり自分の中にある、すごく大きい隠し事だから。これを先に相手に与えることで、何だろう…コミュニケーションが円滑になったなって感じました。 (若狭キャスター) 変な質問かもしれませんが、我々はどう接すればいいですか。 (怜音さん) やっぱり、まず僕がこうやってトゥレット症のことを発信させていただいてるのって、まずこの病気について皆に知って欲しくて。まず知った上で理解するかどうかは、それは受け取る側の自由なんで、僕は「理解しろ」とは思わないです。なので、知った上で「あ、あの人トゥレット症っぽいな」と思ったら声をかけてくれてもいいし、苦手だったら無視して距離を置いてくれてもいいし、どちらでも構わないです。
(若狭キャスター) まず「知る」ことからということですね。 (怜音さん) 知っていただけると、めっちゃみんな生きやすくなりますね。 (若狭キャスター) ありがとうございました。
CBCテレビ
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