マーリンズも黒田争奪戦に参戦へ
とはいえ、マ軍はカリブ海から近いフロリダ半島のマイアミを拠点とし、ラテンアメリカ諸国からの選手獲得を主にしてきた。実際、メジャーの歴史を紐解けば、メジャー30球団中レッズとマーリンズの2球団だけが日本選手と契約を交わしていない球団ということになるが、ジェニングスGMは、決して、日本への門戸を閉ざしている訳ではないと力説する。 「日本に限らず、国際市場には大変注目しているし、誰かが日本からポスティングされたら、我々は常に興味を持って調査する。どのポジションでもね。どの国に限らず国際市場のタレントは高く証明されている。うちのチームにうまくフィットするかだ」 さらに、同GMの方からケーシー・マギー内野手(32)の例を出し、「日本で大活躍したマギーが、化け物のような活躍をしてくれた」と評価。楽天から獲得した32歳のマギーが、今年マーリンズで打率287、76打点、自己最多177安打。 選手間投票によるカムバック賞にも選出された挙句、米国時間の7日に今期のカムバック賞を受賞する活躍をみせたことを指摘。マギーの例を出して、日本のマーケットの魅力を力説するに及んだ。 「現時点で日本にスカウト部門こそ置いていないが、現地と契約してビデオを閲覧し、情報を得るシステムがある。ポスティングの噂のある選手には、調査を進めることができる。マイアミという立地上、ラテンアメリカの選手を多く獲得してきたが、チームをよりよくするために日本の選手を是非とも獲得したいと願っている」と締めくくったGM。 ショッピングリストに黒田の名前を書き入れ、明日から始まるGM会議に出席する。