チュートリアル徳井義実が活動自粛を発表 吉本は新たに調査内容を報告
お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実(44)のが税務申告漏れ問題で、吉本興業は26日、徳井さんが同日をもって当面の間、活動を自粛すると発表した。また、同問題に関する報告を同社公式サイトに掲載。徳井が2009年に設立した会社「チューリップ」が、設立当初から社会保険に未加入だったことなども発表した。 【会見ノーカット映像】チュートリアル徳井義実が申告漏れ問題で深夜に会見「しっかりとした納税をすることができず」(2019年10月23日)
活動自粛「自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたい」
発表によると、徳井は、これらの自身の行動を深く反省した結果、活動を自粛することとしたという。徳井のコメントは以下の通り。 この度は、私の税金に関する問題において、世間の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をかけ、不信感を与えてしまい、誠に申し訳ございませんでした。私自身深く反省し、当面の間、芸能活動を自粛させていただくことになりました。これからは、あらためて納税に対する意識、仕事のこと、自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたいと思っております。本当に申し訳ございませんでした。 チュートリアル 徳井義実
吉本興業が公式サイトで追加報告
吉本興業は26日に公式サイトで同問題に関する報告を掲載。徳井本人が過去の税務申告状況を正確に記憶しておらず、その後、確定申告の資料や税理士からの説明を整理し、新たに判明した事実についても追加報告を行う形となったという。発表内容は次の通り。 1. チューリップ社の法人税申告状況について チューリップ社は2009年に設立されました。決算期は3月です。まず、2010年3月期乃至2012年3月期分についてですが、各年の申告期限内に申告をしておらず、税務署からの指摘を受け、3年分を併せて2012年6月25日に申告しておりました。また、2013年3月期乃至2015年3月期分についても、各年の申告期限内に申告をしておらず、同様に税務署からの指摘を受け、3年分を併せて2015年7月23日に申告しておりました。 以上のうち2013年3月期乃至2015年3月期分の3年分については上記のとおり申告自体は時期を後れてでも完了させましたが、その納付については、再三にわたる税務署からの督促にもかかわらず、手続き怠慢により納付をしておらず、その結果2016年5月ころ銀行預金を差し押さえられるに至りました。以上の経緯については会見では触れられておりませんでした。 このような度重なる申告漏れ及び未納があったこともあり、チューリップ社は2018年9月頃に国税局の税務調査を受け、2016年3月期乃至2018年3月期の3年分については無申告であるため申告するように指摘を受けました。 また同時に、2012年3月期乃至2015年3月期の税務申告において経費として計上していた旅費、衣服代等の一部が否認されるに至りました。なお、否認された経費の具体的な内容についてですが、チューリップ社としては税務調査に至った非を認め、修正申告の内容は国税局の指導に全面的に従ったものであったため、その否認された経費詳細については把握していないと税理士から伺っております。 チューリップ社は、以上の申告漏れ及び否認を受け、2018年11月から12月にかけて税務署からの指導に従い、2016年3月期乃至2018年3月期の3年分については確定申告書の提出を行い、2012年3月期乃至2015年3月期の4年分については修正申告書の提出を行い、法人税の追徴課税として約3700万円を納付いたしました。この金額には、否認された経費約2000万円に対する重加算税が約180万円、申告漏れ金額約1億1800万円に対する無申告加算税約510万円が含まれております。 なお、2019年3月期については期間内に申告を完了しております。以上がチューリップ社の申告状況です。