美波町で体操教室を開くプロレスラーの新崎人生さん(みちのくエンタテインメント提供)

　美波町は、東北を拠点に活動する「みちのくプロレス」のプロレスラーで、町にゆかりがある新崎人生さん（57）=徳島市出身=を講師として招き、12月から高齢者の健康寿命を延ばすための体操教室を開く。 【動画】プロレスラー新崎人生さんデビュー30周年　武藤敬司さん、アジャコング選手、拳王選手も参戦　3・5みちのくプロレス徳島大会に密着！（2023年４月） 　新崎さんが考案した「じんせい体操」を通して、スクワットやもも上げ、かかと上げなどの自重トレーニングを中心に行い、無理なく足腰を鍛える。教室は全12回で、新崎さんは3回参加する予定。そのほかの回は、じんせい体操を熟知したトレーナーが指導に当たる。 　12月4日から毎週水曜に同町奥河内の日和佐公民館で実施。初回と12回目は体操に加えて体力測定を行うため、午前9時半～11時半、そのほかの回は午前10時半～11時半に行う。事前申し込みは不要だが、各回の定員は約150人。 　新崎さんは4歳から小学4年までの幼少期を同町赤松で過ごしており、地元に貢献しようと、体操教室を企画。身体機能を改善する衣料品を開発・販売している「りらいぶ」（仙台市）が新崎さんの活動を支援しており、企業版ふるさと納税を通して町に教室の開催にかかる経費220万円を寄付した。 　新崎さんは「過疎化が進む中、高齢者にはこれからも頑張ってもらいたい。自分の足で元気に歩き続けてもらうために、健康増進の支援をしていきたい」と話した。 　20日閉会した町議会9月定例会で、関連費用220万円を盛り込んだ2024年度一般会計補正予算案を提出し、可決された。 　教室に関する問い合わせは町地域包括支援センター、電話0884（77）1171。