横浜流星「べらぼう」蔦重と謎の少年・唐丸の関係語る 「撮影でも癒やしに」
唐丸は常に蔦重のそばを離れず仲睦まじいが、横浜は二人の関係を「蔦重を兄のように思っているんだと思います。自分の中では唐丸は、弟のように可愛がっている存在。でも唐丸もしっかりしていて。兄さん(次郎兵衛※蔦重の義理の兄/中村蒼)よりちゃんとしていますし(笑)、頼りがいのない兄さん、そして頼りがいのある弟のような感じです」と見る。
昨年6月に京都太秦で行われた取材会では、横浜が写真撮影時に急遽、渡邉を呼び2ショット撮影へ。「唐丸だよ!」と元気いっぱいの渡邉の姿からも、撮影現場での和やかなムードがうかがえたが、横浜自身、撮影外での渡邉との関係が劇中とリンクするという。
「人懐っこいです。自分も蔦重と同じで彼が支えになっていましたし、癒やしになっていました。1日に撮る量が多いですし、なおかつ時間が限られている。限られた時間の中で流れ作業にならないようにこだわって撮っている中で彼の存在はすごく大きく、“流星さん、お菓子食べてください”とか“ゲームやりましょう”とか声をかけてくれて。何なら休憩中もホントは集中したいのに、ずっと楽屋に来ていたりしていて(笑)。僕も弟のように思っていましたし、そこは劇中とリンクするというか。連絡先も交換していて、彼の誕生日に“おめでとう”のメッセージを送ったりもしていました」
横浜は撮影現場でも渡邉を役名の「唐丸」と呼んでいるといい、「本当に柔軟性があって。純粋だからこそスポンジのように言われたことをちゃんと吸収して、それを行動に移せる。彼の10年後が楽しみです」と笑みいっぱいに話していた。
それにしても、唐丸には記憶がないというが、いったい彼は何者なのか……? 唐丸の正体を巡るミステリーにも期待が高まる。(取材・文:編集部 石井百合子)