【巨人】激戦の来季「開幕ローテ」に“殴り込み” 昨年ドラ1右腕の挑戦は吉と出るか
来季2年目を迎える巨人の西舘勇陽が12月24日、プエルトリコ・ウィンターリーグ(WL)から帰国した。今季は開幕1軍入りを果たし、プロ野球史上初となる開幕から10試合連続ホールドを記録した昨年のドラフト1位右腕。主にリリーフとして28試合に登板して1勝3敗1セーブ、20ホールド、防御率3.82の成績を挙げた。 【動画】先発転向した西舘は初回に宇佐見に適時打を浴びるなど、中日打線につかまった そんな西舘は来季の「開幕ローテーション入り」を目指すことを宣言。今季も7月以降は2軍で先発に挑戦し、1軍では8月23日の中日戦(東京ドーム)に先発デビューを果たしたが、5回6安打4失点で敗戦投手となった。2025年はし烈な先発ローテ争いを制し、まっさらなマウンドに上がる決意を示した。 巨人の先発陣を見ると、戸郷翔征、山崎伊織、プレミア12でも侍ジャパンの先発として起用された井上温大、左腕のフォスター・グリフィンの4人のローテ入りが濃厚だが、5番手以降を、西舘とともにウインターリーグに参加した又木鉄平、横川凱、堀田賢慎、赤星優志らで争うことになりそうだ。 22歳は今回のウインターリーグで5試合に登板して0勝1敗、防御率4.97の成績で、先発登板は1試合だけ投げて5回1失点と好投している。 また、岩手県出身の西舘にとって、巨人に入団が決まった田中将大は楽天での活躍を見てきた存在。日米通算197勝を挙げてきた右腕から技術を吸収したいという思いも示した。リーグ連覇へ向けた「Vローテ」に食い込めるか、チーム内の激戦を勝ち抜く。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]