エル・デスペラード（左）とＳＨＯ

　新日本プロレスが16日北海道・北海きたえーる大会で金網マッチに臨むIWGPジュニアヘビー級王者SHO（34）と「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」覇者エル・デスペラードが14日、公開調印式に出席した。 　デスぺラードは2月札幌大会で「ハウス・オブ・トーチャー」の介入からSHOに敗れベルトを失った。BOSJ初制覇を果たしてたどり着いたジュニア頂上決戦は、介入阻止も兼ねて金網戦で行われる。 「僕自身はプロレスというのはルールがもちろんある、でもそのなかでグレーな部分がたくさんあるから面白いと思ってます。隙間を塗って戦うのもプロレスの面白さであり醍醐味であり、それがあるからこそのプロレスだと思ってますよ」と持論を述べつつ「誰とやってもすごい試合をするヤツ、結果勝つヤツの称号だと思ってるんです、このIWGPジュニアのベルトは。あくまでIWGPジュニアのタイトルはシングルマッチのタイトルなので、試合のたびに人が増える人が持っているべきではない」と極悪王者を断罪した。 　さらにデスペラードは「自分の中で今もう一人やりたい対戦相手が決まってます。次、自分が防衛戦でやりたい相手」と、青写真を披露。「タイトルマッチに勝って、自分が頭の中で思い描いている防衛戦、その相手を試合後のリング上に引っ張り出そうと思ってます。以上です」と力強く宣言した。 　一方で挑戦者の口車に乗せられ金網に入るハメになったSHOだが、傲岸不遜な態度は相変わらずだ。「新日ジュニア史上、歴代で一番偉大なチャンピオンであり、BOSJ30そして31の2連覇予定のSHOです。明後日か。金網がないと試合ができない、そういうそんな臆病なところはここにいる北海道民と一緒だと思ってます」と会場に詰めかけたファンも罵倒。「まあ、格が違うんで。余裕で防衛して、彼がやりたがってる相手を聞き出して、俺が代わりにそいつとやってやってもいいぞ？　これからもコイツは俺に対してチャレンジャーのまんまよ。まあ明後日ボコボコにしてやるよ。格が違うんだコノヤロー」と不敵な笑みを浮かべていた。