三原じゅん子氏、ランクル盗難「恐怖の全貌」告白後に語った「これから私にできること」…刑は何においても抑止効果にはなる
トヨタの高級車であるランドクルーザーの盗難が相次いでいる。今年1月には、1000万円で購入したランクルの盗難被害をお伝えしたばかりだが、2月には東京都の足立区をはじめ、首都圏でプラドを含む複数の盗難被害がSNSなどを通じて確認されている。 【写真】詐欺で再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開 犯罪が多発するなか、4月3日の午前2時ごろに盗難に遭い、翌4日に自身のX(旧Twitter)で被害を訴えたのは参議院議員の三原じゅん子氏だ。 その被害の胸中を<【前編記事】三原じゅん子氏、ランクル盗難「被害の全貌」…深夜2時、ボディごとやられた恐怖を告白「犯人は乗り慣れている」>に引き続きお伝えする。
犯人が一番嫌がること
「(今後、個人でできる対策としては)やっぱり防犯なんでしょうね。ただね、盗まれてしまったら、もうその後って警察に任せるしかないですし、その捜査もイタチごっこですよね。 すぐにナンバーを付け替えて逃げたり、どこかで解体されれば、もうわからなくなってしまう。これだけ盗難の台数が多いんだったら、もう少し(防犯)対策って何とかならないの? っていう気持ちは、相当強く思っています。『なにか方法はないんですか? 』って。そういう、みなさんと同じ気持ちではいます。 警察庁の人とかともお話したんですけれども、結局、タイヤロック、ハンドルロックが一番良いそうなんです。盗まれないことを第一に考えると、本当に昔ながらですけれども、タイヤロック、ハンドルロックがベストだって。 簡単に取れるかもしれないけど、(盗むのに)時間はかかるし、犯人が一番嫌がるところですよね。(個人ができることとしたら)そういうもので今度は考えるようにしていくしかないんだろうなって思います」 警察庁の統計によれば、おととしには710台、昨年では643台のランドクルーザーが盗難の被害に遭っており、そのほかにはプリウスやレクサス、アルファードなどの高級車が狙われる率が高い。報道によると盗難された高級車のなかには、ヤードと呼ばれる施設に運ばれ、解体されたり加工されたのちに海外に不正に輸出・出荷されるという話だ。 ---------- ・輸出を担当する複数の盗難車流通ルートが確立し,その流通ルートの末端に,複数の窃盗グループが組み込まれていたものの,多数の仲介ブローカーが介在している ・自動車窃盗,密輸出のネットワークが,大きくなるほど,相互の関係があたかも正当な商取引のようなものとなっており,密輸を担当する来日外国人にも,犯罪を敢行しているという意識が希薄な者が多い。 ・自動車窃盗グループに対して支払われる報酬額は比較的安価で,例えば,共犯事件に関する調査においては,一台当たり10万円から100万円で販売され,来日外国人はこれを海外において200万円から700万円で販売していたとする供述が見受けられた。 ---------- 上記は、警察庁のwebサイト上にある『組織犯罪との闘い』に記載されている一部を抜粋したものだが、これらを前提とした上で少し踏み込んで考えれば、自動車窃盗によって「国内の資産が奪われている」ことにもつながる。 車の所有者にはご存じの通り、自動車税や重量税、ガソリン代、車検代などの基本的なお金の他に、保険料や備えのための諸々な費用がかかっており、車が盗難によって不正に“輸出”されれば、日本国内で回るはずのお金まで無くなってしまうことになる。 つまり車が盗まれれば、我々に分配されるはずの潜在的なお金もそれごと「消えてしまう」のだ。一番の被害者は車の所有者なことは間違いないにしても、持つ持たずに拘らず、めぐり巡って国民全員が窃盗の被害に遭っているとも言える。