インフルエンザの流行 注意や対策を医師に聞く
とちぎテレビ
インフルエンザが全国的に流行し栃木県内でも先週、今シーズン初めて全域で注意報レベルを超えました。 年末年始を迎え注意すべきことを宇都宮市のクリニックの医師に聞きました。 県内全域のインフルエンザの患者数は12月9日から15日までの一週間に1つの医療機関あたりで11.72人と今シーズンで初めて注意報レベルの10人を超えました。 その後も増加傾向にあり、宇都宮市にあるさくらがおかクリニックでは多い日に、およそ20人の患者が発熱などを訴え、インフルエンザへの感染が急激に増えているということです。 インフルエンザは去年のシーズンに過去最も早く10月に注意報レベルになりましたが今シーズンはコロナ禍の時期を除いていつもの年と同じ時期に流行期に入りました。 コロナや肺炎などのほかの感染症と同時に感染した患者はごくまれでこの病院では一人だけということです。 依田祐輔院長は流行の一因に感染症への警戒感が薄れていることを挙げます。 年末年始を迎え帰省や新年会など大勢での飲食の機会が増えるため、うがい、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。 また、この年末年始は最大9連休となり医療機関が休診となる期間が長いことから休日の診療所の混雑が予想され注意が必要だということです。
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