VW新型「ゴルフGTI」欧州で先行販売開始 光る“VWバッジ”初採用!20馬力アップの265馬力となった新型の気になる価格とは
0-100㎞/h加速は5.9秒と初めて6秒を切る
独フォルクスワーゲン(VW)は2024年5月14日、欧州市場にて改良新型「ゴルフGTI」の先行販売を開始しました。 【画像】光るVWロゴがカッコいい! VW新型「ゴルフGTI」を写真で見る(26枚)
ゴルフはいまから50年前、1974年3月に初代モデルが登場しました。以来現在まで8世代のゴルフが誕生し、世界中で3700万台以上が販売されている、VW史上もっとも販売されたモデルとなります。 この数字は過去50年間、毎日2000台以上が新たにオーナーとなっているという計算となり、欧州車としてもっとも成功した1台となっています。 現行型ゴルフは8世代目で、欧州では2019年10月に登場、日本でも2021年6月に上陸しています。欧州では2024年1月にマイナーチェンジ、改良新型が発表されています。 今回、欧州で先行販売が開始されたゴルフGTIは、この改良新型モデルです。 エクステリアでは、ゴルフとしては初めて採用する、光るVWロゴを新たに採用。フロントマスクは再設計され、新たに「LEDプラス」ヘッドライトが組み合わされます。さらに最新世代の「IQ.ライトLEDマトリックスヘッドライト」をオプション装着可能で、これは従来より15%長い、500m先までを照らす高性能メインビームが組み込まれています。またLEDテールライトのデザインも変更されています。 インテリアも大きく変更。自立型タッチパネルは12.9インチ(対角32.8cm)の自立式タッチスクリーンを採用。新開発となるインフォメーションシステムが搭載されています。 これらは人間工学に基づいて最適化され、エアコン温度と音量を変更するタッチスライダーが組み込まれています。 またヘッドレスト一体型のプレミアムスポーツシート、そして独自のGTIチェックパターンが特徴となっています。さらにシートやセンターアームレスト、フロアマットなどに赤いステッチを施し、GTIらしさを強調しています。 改良新型ゴルフGTIは、エンジンを強化。2リッター直列4気筒ターボエンジンは従来より20馬力向上した265馬力・370Nmを発生。トランスミッションは7速DSG(DCT)と組み合わされ、前輪を駆動します。 高速シフトチェンジが可能な7速DSGにより、トラクションを中断させることなくドライブアクスルに伝達することが可能。またマルチファンクションステアリングホイールのパドルを使って手動でシフト操作も可能です。 これらにより、0-100㎞/h加速は5.9秒と、通常のゴルフGTIとして初めて6秒を切ることになったといいます。なお最高速度は250㎞/h(リミッター)です。 改良新型ゴルフGTIのドイツ市場での車両価格は4万4505ユーロ(日本円で約753万円。ドイツの付加価値税VAT19%含む)となっています。 なお、改良新型ゴルフGTIの日本での導入時期など詳細は未定です。
VAGUE編集部