【レビュー】ジェイク・ポールの若手プロスペクト興業 スーパーウェルター級のヨエニス・テレスがジョセフ・ジャクソンを圧倒 | ボクシング
ジェイク・ポールのプロモーション会社による若手プロスペクト興業が行われ、メインではヨエニス・テレスがジョセフ・ジャクソンを圧倒した。
ジェイク・ポールとナキサ・ビダリアンが率いるプロモーション会社『Most Valuable Promotions(MVP)』所属の新星が華々しく輝いた。 日本時間4月27日(土)、同社と契約する若手プロスペクト中心興業「Most Valuable Prospects VI」が米国・フロリダ州オーランドにあるカリブ・ロイヤル・カジノで開催された。メインイベントではスーパーウェルター級のヨエニス・テレスがジョセフ・ジャクソンを圧倒。三人のジャッジ全員が100-89でテレスを支持する大差の判定で勝利した。 試合開始からテレスはジャブでボディへアプローチすると、左フックでジャクソンにダメージを与えた。 この一連の攻撃を成功させると、テレスは攻勢に出る。23歳のキューバ出身ファイターが見事な左フックでジャクソンのアゴを捉え、ダウンを奪った。観戦していたポールも喜びを露わにした。 テレスはそのラウンドで試合を終わらせようとしたが、ジャクソンはなんとか持ち堪えた。 テレスは第4ラウンドにもジャクソンのアゴを的確に捉えた。ジャクソンからの反撃は、ラウンド終了のゴングと同時にテレスを悶絶させたローブローだけだった。テレスは5ラウンド開始前に回復する時間を与えられ、ジャクソンの反撃はその反則攻撃のみに終わってしまった。 テレスはその後も戦いをリードし続け、試合終了のゴングが鳴るまで、生き残りを図るジャクソンに対して容赦なくパンチを放ち続けた。最終第10ラウンドではジャクソンを大きく揺さぶり、あと一歩のところでKO勝利というところまで追い詰めたが試合は判定へ。 この判定勝利により、テレスは戦績を8勝0敗(6KO)に伸ばした。一方のジャクソンはプロとして初黒星(19勝1敗、15KO)を喫した。 「これで証明されただろう。この世代のキューバ人は逃げ出さない。俺たちは立ち向かい、戦うんだ」テレスはDAZNの通訳を介して明言した。
Mark Lelinwalla