動物園育ちのライチョウが野生へ 中央アルプスで人工ふ化の7羽が初めて自然の世界に【長野】
動物園で育てたライチョウを野生で繁殖させるため、本来の生息環境である高山帯にニホンライチョウのヒナが放たれました。 ■「出た出た!」(ピヨピヨ) 快晴となった中央アルプス木曽駒ケ岳で、23日、動物園育ちの二ホンライチョウのヒナが山に放たれました。 5日間収容していたケージから外に出されると、初めての自然の世界に足を踏み入れました。 ヒナは、大町市の大町山岳博物館から移送した5羽と、栃木県の那須どうぶつ王国から運んだ2羽です。 いずれも、人工ふ化させ、飼育員の手で育てられました。 ■「あとは自分の力で生き残ってくれ!」 ヒナには個体を識別する足輪が付いていて、冬を乗り越えることが出来るか、調査を続けます。