衆院選福井2区に自民党元職の山本拓氏が立候補へ 党公認を目指すが無所属でも出馬方針
元自民党衆院議員の山本拓氏(72)=福井県鯖江市=が、10月15日公示の衆院選福井2区に出馬する意向を固めたことが7日分かった。自民党公認を目指すが、無所属でも出馬する方針。 山本氏は福井新聞の取材に「派閥裏金事件で福井2区の自民現職が非公認になる事態となり、保守の選択肢を提示しなければ党員や有権者に申し訳ないと思った。支持者から『受け皿になってほしい』との声も強かった」と述べた。 山本氏は衆院議員を8期務め、農林水産副大臣、党政調会長代理、党総合エネルギー戦略調査会長代理などを歴任。2021年衆院選は比例代表北陸信越ブロックに立候補したが、議席に届かなかった。妻は9月の党総裁選に出馬した高市早苗前経済安全保障担当相。 福井2区を巡っては、現職の高木毅氏(68)=敦賀市=が9選を目指しているほか、立憲民主党が新人の辻英之氏(54)=小浜市、共産党は新人の小柳茂臣氏(70)=鯖江市=をそれぞれ公認候補として擁立する。元衆院議員で福井県議の斉木武志氏(50)=越前市=も日本維新の会公認候補として出馬する予定。
福井新聞社