【MLB】ホワイトソックスの左腕クローシェの争奪戦はドジャースなど3球団が有力候補か 米記者が伝える
先発投手の補強を目指す各球団からの注目を集めているのがホワイトソックスのエース左腕、ギャレット・クローシェだ。先発転向1年目で209奪三振、防御率3.58という結果を残したクローシェは現在25歳。低迷するチーム状況もあり、今夏にもトレードの可能性が取り沙汰されたが、今オフ中のトレードは確実とみられている。FAまであと2年保有できる点も獲得を狙う球団にとって魅力的だろう。米メディアの報道をトータルすると、3球団が有力候補として浮かび上がってくる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が某球団幹部から聞いた話によると、クローシェ争奪戦においてオリオールズが注目の存在だという。オリオールズはブレイク・スネルの争奪戦に加わっていたことが報じられており、自軍からFAになったコービン・バーンズとの再契約も目指している。マックス・フリードやネイサン・イオバルディにも興味を示しており、先発投手の補強を狙っていることは間違いない。野手のプロスペクトが非常に充実しており、ホワイトソックスにとっても理想的なトレード相手となるだろう。 一方、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者はレッドソックスに注目している。レッドソックスは現在、フアン・ソトとの交渉に注力しているとみられるが、フリードへの関心が報じられるなど、ソト獲得と並行して先発投手の補強も狙っている。オリオールズ同様に、野手のプロスペクトが多く、主砲ラファエル・デバースの一塁コンバートが実現すれば、若き強打者トリストン・カサスをトレードの駒として使うことも可能だろう。 スネルを獲得したドジャースも引き続き先発投手の補強に乗り出しており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者はクローシェ獲得を狙う球団としてオリオールズ、レッドソックスのほかにドジャースの名前も挙げている。ドジャースが本格的にクローシェ獲得を狙うかどうかは佐々木朗希の動向次第かもしれないが、ドルトン・ラッシングなど野手のトップ・プロスペクトを放出すれば、クローシェ獲得も不可能ではないかもしれない。