【香港マイル】最大のポイントは「重厚さ」 日本馬のジャッジは?/坂上明大の重賞血統査定
ラザット
3代母Sleepytimeは1997年英1000ギニー馬。Territories産駒の本馬はSadler's Wellsの5×4を持ちますが、Green Desertの3×5など軽いスピード血脈を豊富に併せ持ち、距離は1600mがギリギリといった印象です。初の1600m戦が強豪香港勢を相手というのは少々酷かもしれません。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
ビューティーエターナル
母母Bering Islandの半弟にCrowded House(2008年レーシングポストトロフィー)がおり、日本では2017年青葉賞2着馬ベストアプローチなどがいる一族。デインヒル系Starspangledbanner産駒の本馬は馬体重500kgを優に超す巨漢馬で、香港馬らしい重厚なスピードを武器に4月のチャンピオンズマイルではゴールデンシックスティらを抑え込んでのGⅠ初制覇を果たしました。ここもマイペースの逃げが叶えば、後続を完封してしまう可能性は十分です。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★★
坂上 明大