上海の航空旅客数が全国都市中で第1位に
【東方新報】今年に入り、上海の航空輸送市場は回復の加速期を迎え、上海の各空港は航空会社の運航再開や新規路線の追加に積極的に対応している。その結果、ハブ路線網が拡大し、上海の国際航空ハブへのアクセスが向上し続けている。このため、今年1月から5月にかけての上海の総航空旅客数は、中国国内全域で第1位となった。 1月から5月までの上海の2大空港の総飛行回数は32万9000回、旅客数は5020.7万人に達し、貨物と郵便の取扱量は166.2万トンだった。これは前年同期比で27.1パーセント、49パーセント、15.4パーセントの増加であり、2019年同期の101パーセント、100パーセント、107パーセントに回復した。中でも、出入国航空機の発着数は9.1万便で、出入国旅客数は1337.1万人であり、前年同期比で101.9パーセント、211パーセントの増加で、2019年同期の85パーセント、76パーセントに回復した。ビジネス航空の発着数は2127回で、2019年同期の87パーセントに回復した。 現在、上海の空港は定期的に48か国の281の旅客・貨物兼用空港が就航している(うち169が国内線、112が国際線および香港、マカオ、台湾)。今年に入ってからは、新たにギリシャのアテネ、サウジアラビアのリヤド、マレーシアのペナン、バーレーンのマナーマ、ベトナムのフーコック島という五つの国際航空路線を開設した。また、ロシアのサンクトペテルブルク、ノヴォシビルスク、ウラジオストク、ベルギーのブリュッセル、日本の高松など五つの航空路線を再開した。去年に比べて運行回数が増加した国は、米国、ドイツ、トルコ、シンガポール、日本、韓国、タイ、マレーシアなどだ。7月には、イギリスのマンチェスターとフランスのマルセイユの二つの国際航空路線を新たに追加し、ベルギーのブリュッセルへの国際路線数を増やす。上海の空港は引き続き国内外の空港や航空会社と共同でマーケティングを展開し、航空市場をさらに拡張し、広大な旅客にさらに多くの旅行選択肢を提供するだろう。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。