アニソン登山部リーダー水木一郎 山頂で仲間と即興ライブ 楽しいゼーット
もしかして、頂上で歌いますか?
水木:「登頂ゼット」と言って、必ず頂上行ったら、みんなで「ゼーット!」って記念撮影をするのが恒例になっています。そのうちに「みんな歌手だからね、なんかやろうか」って、即興で歌うようにもなりました。浅間山外輪山の黒斑山で高取くんと「シュシュッと山頂~♪」「ゼーット!」とコラボしたり、東篭ノ塔山で影ちゃんと「ドラゴンボール~♪」「ゼーット!」とコラボしたリ。堀江の初登山で高峰山に登ったときには、石田燿子が「どんなつらい山も絶対あきらめない~♪」と歌って、堀江が「登って登って登ってキャンディ―♪」とつなげ、IMAJOがギターアプリでマジンガーのイントロを弾いて、俺が「空にそびえる高峰の山~♪」と締めくくるロングバージョンが生まれました。 事前にその山にちなんだ歌を用意して行ったりもします。浅間山外輪山では、山麓の小諸のみなさんに長年親しまれている「こもろドカンショ」を歌いました。この歌は実は僕が昔レコーディングしたものなんですが、小諸市民なら知らない人はいないというほど浸透している歌なんです。安達太良山に登ったときは、僕自身お世話になった丘灯至夫(おか・としお)先生作詞の『智恵子抄』の譜面をみんなに渡して、「東京の空~♪」って、アカペラでフルコーラス歌いました。この時の歌声は風に乗ってほかの登山者にも聞こえたようです。山で歌うのも気持ちいいものです。いずれ頂上ライブもやりたいね、って言ってます。 アニソン登山部のほか、釣り部、サイクリング部、というのもあるんですよ。サイクリング部の影山ヒロノブは登山部員でもあるんです。みんなアウトドア好きなんですね。釣り部には堀江美都子がいてそれから串田アキラ、ささきいさおさんがいる。みんな仲良しです。堀江が山登ったら、今度は僕が釣りに参加しようか、という感じで誘い合ってます。 山は体にもいいし、気分もリフレッシュされるし、どのくらいの水を摂取したらいいか、高山病予防や対処法など、いろいろ学べて楽しいです。ちょっとでも時間があると山グッズを見に行ったりして。経験を積むにつれて、欲しいものも増えてくるんですよね。山のものは機能的で日常や緊急時にも使えるので、おススメです。普段着も山と兼用のものが多くなっています。 僕らの活動も次第に知られるようになってきているのか、立山に登ったときには頂上にある雄山神社の巫女さんが「アニソン登山部のみなさんですか?」と声をかけてくださったことがありました。僕のツイートを見て、ファンの方が会いに来たりすることもありますね。登山口がいくつもあるので、会える確率は高くはないはずなのに、「もしかしたらと思って登ったら会えました」と声かけられてビックリすることがあります。