アニメ「【推しの子】」第1話場面カット

　アニメ「【推しの子】」第1話は、伝説のエピソードと呼んでも過言ではないだろう。メインキャラクターと思われた星野アイ（CV：高橋李依）の突然の死、そこから始まる星野アクア（CV：内山夕実）の復讐という怒涛の展開に、多くの視聴者がド肝を抜かれた。 【映像】「愛してる」第1話の衝撃ラストシーン（1:07:05ごろ～） 　アニメ「【推しの子】」は、赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏のタッグによる、累計発行部数1750万部突破の大ヒット漫画が原作。産婦人科医のゴローこと雨宮吾郎（CV：伊東健人）が大好きなアイドル・星野アイ（CV：高橋李依）の息子に転生することから始まる物語だ。2024年7月3日よりアニメ第2期の放送がスタートするほか、11月28日からは実写ドラマシリーズの配信、12月20日からは実写ドラマの続編に当たる映画の全国公開が決定している。 　アイドルグループ「B小町」の絶対的エースと呼ばれる星野アイ。実は彼女には、アクアとルビー（CV：伊駒ゆりえ）という子どもがいる。2児の母親であることを世間に隠したまま、アイは子どもたちと幸せな日々をおくる……はずだった。 　第1話では、そんな幸せな日々に突然終わりが訪れた。「B小町」のドーム公演の当日、1人の男がアイの自宅にやってきた。油断してドアを開けてしまったアイは、彼に刃物で刺されてしまった。どうやら男はアイのファンのようで、「痛いかよ。俺はもっと痛かった苦しかった！アイドルのくせに子どもなんて作るから……！」「この嘘つきが！さんざん好き好き言って釣っておいてよ！全部嘘っぱちじゃねぇか！」と喚き散らした。 　男が去った後、アイは「ごめんね。たぶんこれ無理だぁ。大丈夫？アクアはケガとかしてない？」と息子の星野アクア（CV：内山夕実、※幼少期）を抱きしめた。アイは、「あんまり良いお母さんじゃなかったけど、私は産んで良かったなって思ってて……」と母親としての想いを伝えて、「ルビー、アクア。愛してる」と言い残して息を引き取った。 　絶望の中でアクアは、アイの死を取り巻く不審な点に気づいた。アイに近しい人物が、彼女を殺した男に情報提供していたのではないか？その人物とは、自分とルビーの父親ではないか？そう推理したアクアは、「俺はまだ死んでられない。必ず見つけ出して、俺の手で殺すまでは」と復讐を誓った。 　アイの最期に「愛が溢れていて泣けました」「最期の嘘じゃない言葉……」「やっといえた愛してるなのに……」と涙する視聴者が続出。それと同時にアクアが復讐を誓う展開に「サスペンスになってきたな」「復讐劇か!?」と驚きの声も寄せられて、“感動”と“鳥肌”、約80分間の中で情緒が乱高下する（!?）エピソードに仕上がっている。 （C）赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会