県内全域にインフルエンザ「注意報」 国の基準を超える 新型コロナも感染拡大 県が基本的な感染対策を呼び掛け 《新潟》
県は19日、インフルエンザの患者数が国の基準を超えたとして「注意報」を発令し、注意を呼び掛けています。 県が発表した感染症情報によると直近1週間(12月9日~12月15日)の1定点医療機関あたりの患者数はインフルエンザでは10.34人となり、前週の6.14人から増加。国が示す注意報基準の10を超えたことから、県内全域に注意報を発令しました。 定点あたりの患者数が国の基準の10を超えると「注意報」、30を超えると「警報」が発令されます。 保健所管内別では上越で29人となっていて、警報基準の30に迫っています。 また糸魚川で12.33人、十日町で10.67人、新潟市で10.34人となっています。 県内の複数の児童福祉施設で集団感染が確認されています。 また新型コロナウイルスは5.02人で前週の3.86人増加。県内では15の老人福祉施設などで集団感染が発生しているということです。 県は人混みを避けマスク着用や、症状のある時は外出を控えるなど基本的な感染対策をとるよう呼び掛けています。 全国的に流行しているマイコプラズマ肺炎は、1定点医療機関あたり1.15人で前週の1.62人から減少しましたが、例年にない感染状況が続いているとして周囲の流行状況に注意してほしいとしています。