【MLB】レッドソックスがツインズとのトレードでモラン獲得 27歳のリリーフ左腕 新人ガスパーを放出
日本時間12月25日、レッドソックスはブルペンに厚みをもたらすべく、ツインズとの1対1のトレードを敢行した。レッドソックスは今季デビューしたばかりの29歳のルーキー、ミッキー・ガスパーを放出し、メジャー通算79登板の実績を持つプエルトリコ出身の救援左腕ジョバニ・モランを獲得。モランは昨年11月にトミー・ジョン手術を受けたあと、ノンテンダーFAとなり、マイナー契約でツインズに残留していた。今季はマイナーを含めてシーズンを全休し、来季は新天地レッドソックスで復活を目指すことになる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のモランは2015年ドラフト7巡目指名でツインズに入団し、2021年にメジャーデビュー。翌2022年は31試合で防御率2.21、奪三振率11.95と好成績を残し、2023年のワールド・ベースボール・クラシックにはプエルトリコ代表の一員として出場した。しかし、2023年は43試合で防御率5.31と安定感を欠き、夏場にマイナー降格。その後、左前腕を痛めて故障者リストに登録され、シーズン終了後にはトミー・ジョン手術を受けた。現在は「ロースター40人枠登録外のマイナー契約の選手」という立場。新天地で復活を目指す。 ツインズへ移籍することになったガスパーは今年8月に28歳でメジャーデビューした苦労人。今季マイナーでは主に捕手を務めていたが、メジャー昇格後は二塁手・一塁手・DHとして起用され、13試合に出場して18打数ノーヒットに終わった。ただし、マイナーではAA級とAAA級の2階級合計で92試合に出場し、打率.328、12本塁打、58打点、56四球(42三振)、出塁率.439、OPS.970という好成績をマーク。きっかけさえ掴めばブレイクする可能性を秘めている。 ガスパーはもともと2018年ドラフト27巡目指名でヤンキースに入団し、2023年オフのルール5ドラフト(マイナー部門)でレッドソックスへ移籍した選手。ツインズは予算面の問題もあって選手層が十分に厚いとは言えず、捕手・一塁・二塁・三塁を守れるというユーティリティ性を持つガスパーにも開幕ロースター入りのチャンスはあるはずだ。