カピバラ「いい湯だな」♨ 伊豆シャボテン公園で“元祖”露天風呂スタート
伊東市の伊豆シャボテン動物公園で1日、冬の風物詩として人気を集めるイベント「元祖カピバラの露天風呂」が始まった。丸い体を湯船に沈め、気持ちよさそうな表情を浮かべるカピバラたちの光景が、来園者に癒やしを与えている。 入浴前にカピバラ28頭が「風呂開き」に臨み、ひも状の青草を食べる〝テープカット〟を行った。カピバラの和名「オニテンジクネズミ」にちなみ、地元産オニユズを湯のあちこちに浮かべた。生まれたばかりの子どもにとっては露天風呂デビューの日になった。 全国各地で行われているカピバラの露天風呂は同園が発祥の地で、1982年の冬に飼育担当者が湯を使って施設を清掃中、湯だまりでくつろぐ個体を目撃したのを機に始まった。今季は来年4月6日まで開催する。土日を中心に「変わり湯」を実施し、季節の果実や花で露天風呂を彩る。
静岡新聞社