“歩いて楽しいまちづくり”の推進に向けて 米子市がにぎわいの創出の実証実験 ジャズの演奏やキッチンカーも出店 ゆったりくつろぐ人々も 鳥取県米子市
日本海テレビ
“歩いて楽しいまちづくり”の推進に力を入れている鳥取県米子市。米子駅前通りの一部を交通規制して、にぎわいの創出の実証実験を11月8日から10日までの3日間行いました。 ジャズ演奏が行われているのは交通規制による車道。そこに設けられた特別スペースで、市民や観光客がゆっくりとくつろいでいました。 訪れた人 「食べ歩きとか出来るので、楽しめたらいいなと思って子どもと来ました」 11月8日の夜と11月9日、10日の午前10時から午後9時にかけて米子市は、“歩いて楽しいまちづくり”の一環としてにぎわい創出の実証実験を行いました。 米子駅前通りのグリーンリッチホテル前と駅前通り第一駐車場前の4車線のうち1車線をそれぞれ60メートル交通規制、その車道空間を活用して人工芝や木造のデッキでゆったりくつろげるスペースを設けました。ジャズの演奏などのイベントやキッチンカーも出店。多くの家族連れなどがグルメを味わったり、ソファーに座って休んだりなど、楽しい一時を過ごしていました。 訪れた人 「(取り組みが)新鮮でここよく通るんですけど、違った日常が味わえてとてもうれしいです」 キッチンカー出店者 「いろいろなお店が出店して、にぎわいも駅前に出て来られる人も増えると思うので、活気づけになればいいと思います」 このような車道空間を活かしたにぎわい創出事業は、全国各地の地方都市でも展開されています。米子市は、国や県の支援も受けて総事業費2340万円をかけて初めて取り組みました。 米子市 伊木隆司 市長 「こういう、街中を歩いて楽しめるという体験を是非味わっていただきたいというのが大きな狙いです。お子さん連れの方々が、ほのぼのとした風景が多く見られて非常にいいなと」 米子市は、今回の取り組みで歩行者の通行量やアンケート調査も実施。にぎわいづくりの効果や課題も検証することにしていて、今後の歩道拡幅も見据えた“歩いて楽しいまちづくり”につなげていきたいとしています。