ボクシングで日本一 中央大の中島さん、伊勢市長に報告 三重
【伊勢】アマチュアボクシングの国内最高峰「全日本ボクシング選手権大会」男子ライトヘビー級で優勝した三重県伊勢市出身で中央大学4年の中島鉄人さん(22)が23日、地元の伊勢市役所で鈴木健一市長を表敬訪問した。 大会は、先月26日から今月1日まで東京都で開催。ライトヘビー級には、地区予選を勝ち上がった6人が出場し、3分3ラウンドのトーナメントで頂点を競った。決勝戦で中島さんは、同じ中央大の後輩と対戦。持ち前のスピードとフットワークをいかし、手の内を知り尽くした相手と接戦の末勝利し、念願の日本一に輝いた。 中島さんは小学6年でボクシングを始め、小俣中3年の時、ジュニアの全国大会で優勝。久居高、中央大と進学し、ボクシング部で活動してきた。 同大会で昨年3位に終わった悔しさを胸に臨んだ大学最後の大舞台。「何としても日本一をつかみ取る」とリングに立ち「苦しい場面も多かったが、意地があった」と振り返った。卒業後は、滋賀県スポーツ協会職員として競技を続けるという。「4年後のロス五輪を目標に、国際大会で海外選手の力を肌で感じ、競技力を高めていきたい」と意欲を語った。 鈴木市長は「日本一になり未来が広がる。次の目標に向かって頑張って」とエールを送った。