梅雨入りなぜ遅い?東海地方の梅雨入りは「6月15日以降」か 傘売り場に“異変”も【桜沢信司気象予報士が解説】
CBCテレビ
梅雨の時期とは思えない天気が続いています。愛知県蒲郡市の「ラグナシア」では、8日プール営業が始まりました。 【写真を見る】梅雨入りなぜ遅い?東海地方の梅雨入りは「6月15日以降」か 傘売り場に“異変”も【桜沢信司気象予報士が解説】 Qプールどうですか? 「最高!」 「気持ちいいですね。だいぶ温かくなってきたので」 「去年より暖かかった」 「楽しかった」 10日の名古屋も明け方には雨が止み、最高気温は28.1度とムシムシとした暑さに。東海地方の梅雨入りは平年6月6日頃なのですが。 (名古屋の人) 「暑い」 「梅雨が遅い。来てない」 「九州や四国が梅雨入りしたので、そろそろ来るのかなと。体調が崩れないか心配」 9日四国地方が平年より4日遅く梅雨入りしましたが、東海地方はこの先もしばらく晴れ間が広がる見通しです。 ■ことしはなぜ梅雨が遅れているのか (桜沢信司気象予報士) 「東海地方の梅雨入りが遅れている理由の1つは、梅雨前線がなかなか北上してこないためです。通常ですと、南側の夏の太平洋高気圧が勢力を強めて、梅雨前線を押し上げるんです。ただ、なかなかことしは梅雨前線を北上させません。この状態、しばらく続く見通しで、まだ、梅雨入りは遅れそうなんです」 こうした中。 (大野和之記者) 「こちらの大型雑貨店には梅雨シーズンということで、傘がズラリと並んでいますが、ことしはある異変が起きているようです」 名古屋駅にある「ハンズ名古屋店」。ことしも梅雨を前に、雨対策商品を取り揃え傘の売れ行きは好調だということですが。 (ハンズ名古屋店 戸田美恵子さん) 「まだ雨がそこまでということなので、皆さん、暑さ対策の日傘の方を買う人が多い」 傘の中で特に人気なのは日傘としても使える「全天候型」の傘(「hands+ 雨、風、日差し、全ての天候に対応できる傘」55センチ 5980円)。軸が回転して風を受け流す丈夫な構造です。梅雨入りの遅れもあってか、日傘全体でみても5月の売り上げは去年から2割アップしたそうです。 さらに暑さ対策グッズのハンディーファンの売れ行きは去年に比べ約2倍に!皆さん、暑さ対策に関心が高いようです。この先の天気の見通しは?
(桜沢信司気象予報士) 「梅雨入りは曇りや雨の天気が続くようになると発表されます。6月15日以降、すっきりしない天気が多くなってきます。早ければ今度の週末、来週の中頃に梅雨入りとなるかもしれません。体調管理、食品管理に注意してください」
CBCテレビ