復帰不可能とも指摘されるバレンシアDFディアカビ、フランスで手術へ「僕がこういう役回りになったということ。これが人生だ」|ラ・リーガ
バレンシアDFムクタル・ディアカビが、母国フランスで手術を受けることになった。 ディアカビはラ・リーガ第27節、本拠地メスタージャでのレアル・マドリード戦(2-2)の後半、MFオーレリアン・チュアメニとの衝突して右足を負傷。心配して近寄る選手たち全員が顔や頭をおさえるほどの深刻な怪我だった。 その後バレンシアはディアカビの容体について右ひざの脱臼と報告したが、スペインメディアの取材に応じる医師たちは、復帰まで極めて困難な道のりが待っているとの見解を示す。 エンリケ・ガスタルディ医師は『カデナ・セール』に対して「あまりに稀な負傷だ。フットボール選手がひざに抱える怪我の中でも、最も深刻なものと言っていい。おそらく、4~5本の靭帯が断裂しているだろう。非常に残忍な負傷だ」とコメント。さらにフアン・ホセ・ロペス・マルティネス医師は『エスタディオ・デポルティボ』に対して「フットボールを再びプレーできない可能性もある。こうした怪我では軟骨部分にダメージを受けているはず。そこは再生することができない」と語っている。 そしてディアカビは現地時間5日、SNSを通じて、フランスに戻って手術を受けることを発表。バレンシアのチームメートたちに感謝の言葉を告げている。 「フランスで、木曜に手術を受けるよ。家族と一緒にフランスに行く」 「僕がこういう役回りになったということ。人生はこういうものなんだよ。僕は落ち着いている」 「バレンシアの面々は僕を励ましてくれた。こんな怪我をしたチームメートを元気付けるのは簡単ではないだろうけど、うれしいよ。彼らの顔が見られてよかった」 「これから長い間、僕は離脱することになる。だから一度ここから去って、頭をクリーンにした方がいい。家族と一緒に過ごしてね。僕は元気だ。チームメートたちは僕を支えてくれるし、彼らに会うことができてよかったよ」