シロイルカ2匹、2週連続で元気な赤ちゃん出産…親子2組の同時公開を検討
島根県浜田、江津両市にまたがる県立しまね海洋館アクアスは1日、同館のシロイルカ「アーリャ」(推定26~28歳)が雌の赤ちゃん1頭を出産したと発表した。同館では6月24日に雄の赤ちゃんを産んだ「アンナ」に続き2週連続のシロイルカの誕生となり、同館では6例目。母子ともに健康といい、同館はアンナ親子との同時公開を検討するという。 【写真】記者会見でアーリャの出産を報告する湊館長(アクアスで)
同館によると、アーリャは6月30日にエサをほとんど食べなくなり、同館が検査を検討していたところ、今月1日午前9時15分に出産が確認された。赤ちゃんは誕生直後はうまく泳げなかったが、1日夕にはアーリャと一緒に泳ぎ、授乳も確認された。アーリャにとっては2009年、14年に続いて3回目の出産で、赤ちゃんは推定で体長160センチ、体重60キロ。
アーリャの出産は7月末から9月初めとみられていた。だが同時期に妊娠が判明し、先に生まれたアンナの赤ちゃんをアーリャが気にする様子があったといい、アンナの出産に影響を受けて産気づいた可能性があるという。
湊直樹館長は2日に同館で記者会見を開き、「予想よりも早い出産だったが、元気に生まれてくれて安心した。2組の母子ともに健康であり、2頭の子どもがすくすくと育っていくように、万全の態勢を整えていきたい」と語った。