【ライブレポート】Kroiが新たなフェーズへと突入、新旧織り交ぜた楽曲でファン魅了した「Unspoil」ツアー東京公演
Kroiの全国ツアー「Kroi Live Tour 2024-2025 "Unspoil"」の東京公演が、9月26日と27日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。この記事では2日目の模様をレポートする。 【写真】Kroiのパフォーマンスの様子。 「Kroi Live Tour 2024-2025 "Unspoil"」は、6月に3rdアルバム「Unspoiled」がリリースされたことを記念して行われているライブツアー。当初はこの日のZepp DiverCity公演でファイナルを迎える予定だったが、台湾・台北THE WALL公演を含むライブハウス8カ所、彼らにとって過去最大キャパシティとなる神奈川・ぴあアリーナMM公演が追加された。ツアーの折り返しとなった東京公演のチケットは両日ソールドアウト。Kroiは会場に詰めかけた多くのファンを前に、新旧織り交ぜたセットリストを展開して熱狂を生み出した。 青く染まったステージに現れたKroiは、メンバーそれぞれが定位置に付くとお互いの感触を確かめるように静かに音を重ね始める。オーディエンスをメロウな世界へと引き込んだところで「Unspoiled」のオープニングナンバー「Stellar」の演奏へと突入。トライバルなダンスチューン「Pixie」を経て、「Noob」で一気に演奏を加速させると、名刺代わりのキラーチューン「Fire Brain」へとシームレスにつなげて序盤から会場を大いに盛り上げた。 内田怜央(Vo)は超満員の観客に感謝を伝えつつ、「2DAYSってめちゃめちゃカッコいいよね。で、これだけのお客さんが来てくれてる。こんなに変な音楽をやってるのにね(笑)。もっと変な音楽がたくさんあってもいいと思っていて、我々が世に出ることで変な音楽が皆さまの耳に届く機会が増えるんじゃないかという思いでやっております」と呼びかけた。Kroiは「Network」でライブを再開すると、「Amber」「Balmy Life」といった人気曲をライブならではのアレンジで立て続けにプレイ。オーディエンスは5人の演奏に身を委ねるように、楽しそうに体を揺らして楽曲を楽しんだ。 MCのたびにツアーファイナルとなるぴあアリーナMM公演の告知を挟んで客席の笑いを誘うKroi。関将典(B)が「ぴあアリーナのセットリストを考えているところで、このツアーの中でも見れなかったようなライブにできたら」と告げると、観客からは期待を込めた大きな拍手と歓声が上がった。Kroiはその後、「Green Flash」「Hyper」などをパフォーマンスしてバンドの持ち味であるジャンルレスな音楽性を提示。最後に披露された「明滅」の曲中には、内田が「我々は常々、変化と進化をしていくバンドだと言ってますけど、今年もこのアルバムといろいろな活動を通して新たなフェーズに入ることができました。それもメンバーと我々を支えてくれるスタッフ、そして皆さまのおかげだと思っております」と改めてファンへの感謝を語った。 「Kroi Live Tour 2024-2025 "Unspoil"」は、明日10月3日の岡山・CRAZYMAMA KINGDOMから再開。チケットぴあでは10月6日23:59まで、ぴあアリーナMM公演のチケット予約を受け付けている。 ■ Kroi Live Tour 2024-2024 "Unspoil" at PIA ARENA MM 2025年2月1日(土)神奈川県 ぴあアリーナMM